合:朧(おぼろ)げに、 光る愛に 手を翳(かざ)しても、 叶わず 哀しみ、 背負うふたり 赦し合えたなら 黒羽:あ、薄月の淵に 願いを架けた ひとつの 縁:もぅ 振り返らないと 罪を置いても 惹かれる 黒羽:そぅ 愛しさの欠片 揺れる想いが 弾ける 縁:ねぇ 眠れない夜に 合:優しく 触れた頬の温もり 途切れた 雲の中ヘ 潜めてみよう、 ふたりで 暈(ぼや) けた 夢の橋で 抱きしめ合うのさ 縁:あ、氷雨に濡れてる 傘の面持 陰れば 黒羽:もぅ 隠しきれぬもの 殺めて生きる 覚悟は 縁:そぅ 夜震が溢れた 色とりどりに 君ヘと 黒羽:ねぇ この宇宙(そら)に映る 合:赤さが 背負うベき事ならば 朧(おぼろ)げに、 光る愛に 手を翳(かざ)しても、 叶わず 哀しみ、 背負うふたり 赦し合えたなら 途切れた 雲の中ヘ 潜めてみよう、 ふたりで 暈(ぼや) けた 夢の橋で 抱きしめ合うのさ 縁:命と、 等しきもの あの空の月、 燃えてる 黒羽:心に響く愛を  信じて 欲しくて 合:途切れた 雲の中へ 潜めてみよう、 ふたりで 暈(ぼや) けた 夢の橋で 抱きしめ合うのさ 縁:いつかは、 渡れる筈 黒羽:ひとつの、 月になるから… 終わり