僕らは 今でもまだ小さな種で さざめく 風まかせて羽ばたく それから 綻(ほころ)ぶ世界に火を灯し さよなら 眩(まばゆ)く途切れ流れてくまま 浅葱(あさぎ)色のミュージック 霞(かすみ)のパノラマ いつの頃から心に 奏で 紡ぎ 守られてく 築かれていく 穢(けが)れない音が 誰よりも響く 浅緋(うすきひ)のシルエット ビロードに滲む すくい上げた願いは 君と 僕の 「明日と未来」 「埋め立てた過去」 死なせたくない 加速を止めて ちょっと待って砂時計 出会い…別れ…言葉…遠く… 思えば初めて見た君の泣き顔 この思い出もやがて消えてしまうけど ひとつだけどこの歌に全て残すよ 頬を伝う冷たさの意味は忘れたけれど 君の形 温かさの色で染まる まだ手を離さないで 僕らは 神様のレールなぞるだけ 何度も 怒り泣いて笑った それから 綻(ほころ)ぶ世界の火を消して さよなら 眩(まばゆ)く途切れ流れてくまま 限りある時間の中思い出すけれど 君の名前どこに置いてきたかなんて… 頬を伝う冷たさがいつしか溢れてく 僕の歌が 白花(しらはな)の色咲かすまで この手を離さないで