[00:01.26] [00:25.12]北(きた)の街(まち)ではもう [00:29.82]悲(かな)しみを暖炉(だんろ)で [00:36.01]燃(も)やしはじめてるらしい [00:41.56]理由(わけ)のわからないことで [00:46.61]悩(なや)んでいるうち [00:52.81]老(お)いぼれてしまうから [00:57.97]黙(だま)りとおした歳月(としつき)を [01:03.99]ひろい集(あつ)めて 暖(あたた)めあおう [01:12.20]襟裳(えりも)の春(はる)は 何(なに)もない春(はる)です [01:22.27] [01:34.32]君(きみ)は二杯目(にはいめ)だよね [01:39.50]コーヒーカップに [01:45.53]角砂糖(かくざとう)をひとつだったね [01:51.12]舍(す)てて来(き)てしまった [01:56.59]わずらわしさだけを [02:02.25]くるくるかきまわして [02:07.61]通(とお)りすぎた夏(なつ)の匂(にお)い [02:13.48]想(おも)い出(だ)して 懐(なつ)かしいね [02:22.06]襟裳(えりも)の春(はる)は 何(なに)もない春(はる)です [02:32.51] [02:44.71]日々(ひび)の暮(く)らしはいやでも [02:49.82]やってくるけど [02:55.56]静(しず)かに笑(わら)ってしまおう [03:01.18]いじけることだけが [03:06.86]生(い)きることだと [03:12.58]飼(か)い馴(な)らしすぎたので [03:18.33]身構(みがま)えながら話(はな)すなんて [03:23.95]ああ おくびょう なんだよね [03:32.65]襟裳(えりも)の春(はる)は 何(なに)もない春(はる)です [03:43.95]寒(さむ)い友(とも)だちが 訪(たず)ねてきたよ [03:55.17]遠慮(えんりょ)はいらないから 暖(あたた)まってゆきなよ [04:05.58]