空の無い窓の外見つめる 後姿語りかける思いは 潜在する意識か幻か 見透かせない背中は鏡の様に 私の心を映し出すだけ 自分を読み解くのがずっと怖かった 深く息を吸って止めて 無意識の底目指し潜る 閉じた瞳に映らない その心みえずとも愛し 真っ白に塗り潰した夢の 内側から鍵をかけて眠る 白い頰をそっと指でなぞる 夢の中こ零す涙の理由を よく知っているわ 石をころがして 一人で遊んだあの遠い夕暮れ 醜くも色鮮やかに 変わりゆく外側の世界 その美しさ伝えたくて 何度でもあなたの名を呼ぶ 瞳を閉じみえる夢もある、 でも 三つ目あって見えてくる世界がある 生きる苦しみ飲み込めば みえる景色も色を変える 頼りないこの背中でも ただあなたにはみてて欲しい 無意識の海飛び込んで 手探りであなたを探した 痛いほど抱きしめ気づく その温もりが答えになる こわがらないでいつもそばにいるよ そのこころ、さとりてもこいし