始まりは小さいけど 波紋は広がっていく 止める術などは無い 出来る事は笑うだけ どこかで伝え間違ったのか 人の口に戸はたてれぬ 皆眠りにつき朝が来たなら 真実だけが目を覚ます 「貴方は誰ですか?」 上っ面な笑顔 私の為だからと 世界中が嘘をつく 満ち過ぎた孤独への対価 芒の園に月が栄える 願わくばどうか 幸せな夢を 命の弦を切る 交わした唇 何処で道を間違った? 人の言を鵜呑みにして 頼りきってる無垢な笑顔に 真実だけが牙を向く 「私は誰でしょう?」私も知らない 赤い頭巾を外し 笑う顔は誰のもの 知らずにいた 幸福の意図 芒の園を雁が渡る 叶うならどうか安らかな夢を 心に杭を打つ 誰もが知らずにいれた【知らされずに生きてた】 向かいの青いバラの園【美しく散るだろう】 紅い眼に映るシャトー【儚く ah】 窓辺に寄り添い合い そっと爪を這わせた 誰もが驕る物語の 門を守る犬が一人 ひたむきな声 信じられずとも 涙が頬伝う 果てしない偽りの声 芒の園に誰も居ない 願うならばこの偽りを唄い出す 私の口を紡いで 誰もかも 知らない 本当の私を 知らない