[00:03.29]鬼さんこちら 手の鳴るほうへ [00:10.12]彼岸の華が咲く頃に [00:17.24] [00:18.14]ムカシガタリ [00:22.46]音楽 デスおはぎ [00:24.67]唄 重音テト [00:26.95]映像 小山乃舞世 [00:29.06]調声 ゆらほにゃ [00:31.40]ますたりんぐ 友達募集P [00:35.62] [00:35.95]夕焼け小焼け 茜に染まる [00:40.26]赤とんぼと秘密の場所 [00:44.76]たったひとつ 秘めこと隠し [00:49.18]鬼子は恋に落ちたのです [00:53.09]田圃道、背比べ [00:57.52]追いついた日のことも [01:01.97]夕暮れの指切りも [01:06.45]覚えているのでしょう [01:10.92]「もういいかい」「まあだだよ」 [01:13.08]ふたり、鬼ごっこ [01:15.38]逃げるのはいつも君で [01:19.58]「もう一回、もう一回」 [01:21.85]我儘言うの [01:24.09]日が暮れる刻まで [01:29.52] [01:47.19]三度目の秋、鬼子は気付く [01:51.66]醜くなる胸の内と [01:56.15]物ノ怪だと知りつつもなお [02:00.61]知らぬふりしていた彼に [02:04.53]忍ぶれと 忍ぶれと [02:08.93]色に出す鬼の性 [02:13.29]逃れ得ぬ運命から [02:17.94]守ろうとしたのでしょう [02:22.37]「もういいかい」「まあだだよ」 [02:26.54]目隠しをした 額に花の冠 [02:33.18]「もういいかい」「もういいよ」 [02:35.51]鬼子の目にも あふるる涙の粒 [02:42.21] [02:43.64]【五度目の秋―― [02:44.97]彼は村人達から鬼子の正体を [02:47.89]隠していたことを咎められました。 [02:50.69]鬼子の仕留めるまで [02:52.47]村を追いだされてしまったのです。 [02:55.46]彼は村を捨て二人で暮らそうと [02:58.01]鬼子を迎えに行きました。 [03:00.70]しかし としを取るごとに [03:03.04]身も心も鬼に近づいた鬼子は [03:05.62]こう思うのです。 [03:08.24]「ああ、銃の火薬の匂いがする [03:12.48]私を殺しに来たんだわ」】 [03:16.14] [03:17.32]指切拳万 [03:19.43]針千本じゃ済まさないわ [03:21.66]恋焦がれるほど [03:23.86]お腹が空くの [03:25.59]「もういいかい」「もういいかい」 [03:27.80]震える肩を [03:29.96]捕まえて聞い掛けるの [03:34.10]「もう言いたいことはないかい?」 [03:36.50]コクリと頷く [03:38.92]美味しいそうな横顔 [03:42.13]もう一回、口吻して [03:44.01]お別れしましょう [03:46.27]赫い笑顔焼き付けて [03:50.56]「もういいかい」「もういいよ」 [03:52.95]いつか交わした [03:55.15]声が響いていた [03:59.80] [04:00.64]【食べても食べても [04:02.39]彼女の空腹が [04:03.56]満たされることはありません。 [04:05.79]遣った彼の手を握り、 [04:07.89]彼女は思うのです [04:10.01]「彼が鬼の子に生まれ変わりますように」 [04:12.86]身も心も鬼になった彼女は [04:15.77]村へ歩いていきました。】 [04:17.90] [04:18.99]鬼さんこちら 手の鳴るほうへ [04:23.41]彼岸の華が咲く頃に [04:27.94] [04:29.90]