微か響く風の音が髪を揺らした 遥か彼方感じるのは夜明けの気配 枯れた花が呟くのは隠した言葉 揺れる水面覗き込んだ私の姿は いつになれば出来上がるの 途中のパズル 知らぬうちに読み終えてた詩集を積んで いつか君も忘れてゆく箱の中身 そっと水面触れてみたら形が壊れた 夜色の雨が降り止む頃に モノクロの虹が空にかかって 絵のない絵本を読み飽きたなら 声のない歌を歌い出す 黒に浮かぶ雑音のような光 照らされた姿は見えていますか? ああ いつから分からなくなっていた 目を閉じて飛べない羽を揺らす ステレオで響く雑音が ほら 色褪せた夢を吹き飛ばして 止まった時間を動かすものは 空っぽになった砂時計 黒に浮かぶ雑音のような光 照らされた形はどう見えるの? ああ いつから分からなくなっていた 目を閉じて飛べない羽を揺らす