小(ちい) さな 頃(ころ) からずっと 気付(きづ) けば 隣(となり) にいた 君(きみ) を 好す きになるなんて ずっとないと 思(おも) っていた 「わたしあの 人ひと が 好(す) きなんだ」 友達(ともだち) のその 言葉(ことば) に 何故(なぜ) か 胸(むね) が 苦(くる )しくなって これってもしや 好(す) きってこと? 近(ちか)過(す) ぎて 気付(きづ) けなかった きっとずっと 胸(むね) の 奥(おく)では 恋(こい) の 芽(め) が 出(で) てたのかな いつも 通(とお) り 一緒(いっしょ) に 帰(かえ) る 何(なに) も 変(か) わらない 帰(かえ) り 道(みち) ただひとつだけ わたしの 心こころ だけが キミきみ イロいろ 恋愛(れんあい) 模様(もよう) いつもならばすぐに 聞(き) ける 「 今(いま) すきな 人ひと 」っているの? 勇気(ゆうき) を 出(だ) して 聞(き) いてみたけど 君(きみ) は 笑(わら) って 誤魔化(ごまか) してみせた いつもより 早起(はやおき)をして 少すこ し 髪型(かみがた) を 変か えて 鏡(かがみ) に 向(む) かって ポツリぽつり 「 似合(にあ) ってるかな?」 独(ひと) り 言ごと 毎朝(まいあさ) 迎(むか) えに 来(く)る 幼馴染(おさななじみ)の 君(きみ)を ドキドキどきどき して 待(ま) つ 朝(あさ) いつも 通(とお) り 一緒(いっしょ)に 歩(ある)く 何(なに) も 変か わらない 通学路(つうがくろ) ただひとつだけわたしの 心(こころ) だけが キミきみ イロいろ 恋愛(れんあい) 模様(もよう) 「 髪型(かみがた) 変(か) えた? 似合(にあ) ってるね」 笑顔(えがお) で 話(はな) す 君(きみ) に 「ありがとう」と ナチュラルなちゅらる に 返(かえ) して 心(こころ) の 中(なか) で ガッツがっつ ポーズぽーず 小(ちい) さい 頃(ころ) よく 言(い) ってたね 大(おお) きくなったら 結婚(けっこん) しよう 思(おも) い 出(だ) すと 笑(わら) っちゃうよね まさか 君(くん)を 好(す) きになるなんてわたし いつも 通(とお) り 一緒(いっしょ) に 帰(かえ) る 何(なに) も 変(か) わらない 帰(かえ) り 道(みち) ただひとつだけわたしの 心こころ だけが キミきみ イロいろ 恋愛(れんあい) 模様(もよう) 歩(ある) く 君(きみ) の 腕(うで) を 掴(つか) んで 「ねぇ 好(す) きだよ」と 伝(つた) えた 掴(つか) んだ 手(て) をぎゅっと 握(にぎ) って 君(きみ) は 一緒(いっしょ) だよと 笑顏(えがお) で 言(い) った