「数字」 作詞:石川智晶 作曲:石川智晶 歌:石川智晶 君が微笑った時 弾けた粒子がカウントし始めてく それは素朴な自然数で片付けられない 限界を持たない景色 その縁どりを形にしたら もうそれは効力を失うのだから 数字の渦のなかに身を寄せ合っている 雑多な世界に何をもとらわれない 隠し立てのない列をなしてくから 色が不揃いな感情のままでいられる 言葉が途切れた後は 曖昧な記号が浮かんでいる 愛想のない顔した時間を作り出す 本を積みあげた分だけ いやそれ以上に増えていくもの 数字に置きかえていいのだろうか 数字が敷き詰めた絨毯の上を 複雑な感情 脇に抱え走る 割り切れず足されることもない午後は うやむやな返事をすることは許してくれる こんなにも遠くにきたことがわかる こんなにも大きくなったことがわかる 数字の渦のなかに身を寄せ合っている 雑多な世界に何をもとらわれない 隠し立てのない列をなしてくから 色が不揃いな感情のままでいられる