それはそれは ひどく変わった男のお話で いつも楽しくララララ!妄想ばかりして 歪なる文字の羅列とある若い小説家、 妙な奴だと疎まれ―――今日も孤独 おいでおいで、インクまみれの右手で手招いて 「かわいいアリス、さあさあぼくのお膝の上」 黄金色の昼下がり、僕達の隠れ家で 今日もいつものステキな御話を 私はアリス、私はアリス 時計ウサギを追いかけ 不思議の国まで 小さな扉の小さな鍵を回す ぐるぐる回るドードー鳥と 煙をふかしたイモムシと くしゃみが止まらない公爵夫人と さあ、獲物はどちらへ? 不思議の国、不思議な人達の国 何故だか誰もウサギを追いかけない! 奇妙至極な話 見上げる君が続きを急かす アリスの足跡綴っていく