[lr:上北健] [co:上北健] [00:00.00]飛べない羽根なら毟り取った方がましと [00:06.44]汚れた街路樹が不意に囁き合った [00:13.24]午前六時の冷える歩道橋の上、続く道。行方知らず [00:24.37] [00:30.77] [00:59.93]濡れた土の匂い。外れた天気予報。 [01:06.22]未来を図るのは、とても難しいことのようだ。 [01:12.32]それなら、誰の行く末も他人が定めるものではないよな。 [01:18.50]気付いて欲しい。世界は、君あっての世界だ。 [01:24.89]いつか辿った道が、少し色褪せて見えた。 [01:30.54]絶えず進む時間に挫けそうにもなるが、 [01:36.82]あの日描いた景色は、まだ消えてなどいないはずだ。 [01:43.08]共に行こう。手を引くよ。 [01:49.76]誰かが、未来の僕らを探してる。 [01:55.57]それは傷だらけの道の上。 [02:01.62]君が踏み出した一歩、終わる先が、笑顔に繋げるための今だ。 [02:08.65]その始まり。 [02:12.86] [03:08.15]手を伸ばす、淡い、淡い、あの光。 [03:13.38]それは酷く未熟で、歪な欠片。 [03:19.60]その誰もが胸に抱く大事な、人として生まれた故の願い。 [03:26.46]どうか君にも。 [03:30.63] [03:42.06]誰かが、未来の僕らを探してる。 [03:47.69]それは傷だらけの道の上。 [03:53.84]君が歩み、耐え抜いた最期に、 [03:57.73]手をとり高い空を仰ごう。そう、一緒に。 [04:07.09]誰かが、未来の僕らを探してる。