何故 人は人を好きになるのか お父様は微笑むだけ その瞳の奥 誰かを重ね 伸ばされた手 汚れて歪んで 満月の夜に愛の意味を知って 貴方の事を ah…待ち焦がれてるの 人ならざる者 人は彼をそう呼ぶの その姿 美しく綺麗で 誰しもの目を奪うの 終わらぬ夜の向こうで 貴方は佇んで 私に手招きを 優しく微笑んで 今は貴方だけの愛を 愛した人の数だけ数えている 戯れ事象 人とは違う時の流れ 何時でも 愛を欲しがるのなら与えよう 愛を騙る者 その唇に歌を永遠に愛する呪いをかけるように まだ真実に目隠しして 今をただ生きればいい 愛する者よ 汚れたこの世界から 私を遠くへ 遠くへとすぐに連れだして ねぇ 救いの光 私だけが知ってるの “人は何故、人を愛する?” 問いかけは虚空に もう幾年もの時が流れた世界で 貴方だけ何時までも変わらず 私だけが年老いて 貴方の愛こそ全て 消え逝く灯に 貴方は遠くへと消える 愛を告げて 今は安らかに眠れ