(毘沙門)風を切り 土を蹴り 下界を一望に 雄健な前足が疼く 逢魔が時 (兆麻)方位を読み 距離を読み 尊い主のため 正確な指示指令 我が使命なり (毘沙門)見紛うな 其の目で (兆麻 )(花卉何れも) (毘沙門 )標的を搜せ (兆麻 )(欠けてはならぬ) (二人 )灯せ灯せとて 花篝り 哀しき炎の舞 望半ばに崩れ落ちた 愛おしい命 帰らぬ (毘沙門)空を背に 闇を背に 行く手は開かれし (兆麻)主の敵は我らの敵 いつでも共に (兆麻)躊躇うな 其の手で (毘沙門)(花卉何れも) (兆麻)悪鬼を捕らえよ (毘沙門)(欠けてはならぬ) (二人)燃やせ燃やせとて 花篝り 激しい炎の舞 敵を討つは私怨なれど 報いるは世の理 (毘沙門)永久に美しく 咲き誇れ 唯一無二の器よ 炎在りて 其の花明かり 栄華再び… (二人)焦がせ焦がせとて 花篝り 激しい炎の舞 人と共に居てこその神 忌まわしき悪事 許さじ