遥かな呼び声 黄金そよぐ地平 幾度となくこだまと 競い届けよ 仄めく明かりが 雲間に覗けば ゆかし姿 まばゆく 目を澄ます 薄色 ただ己が証 なでるように 優しく煌々と 夢か 現 対の 心 行き違うほどなす術なく 今宵いのちふたつ重ね合わせて 歩み出そう ゆるりと自然な 息吹のもとに 悠久の時刻む 共にうてなより見晴るかす ひさかたの天つ風 惑う 痛み 鎮め 映し 月と凪は語らう 眼差し射抜けば ついに想い許し たどる緣 後へと 織りなしてゆく 美し満月 波間に揺らめき 和やかなり しじまの 水鏡 ひとえに ただ趣くまま この身預け ひと時をたゆたい 分かち 繋ぐ 深き 絆 等しく今 面照らす 今宵見果てぬ夢 紡ぎ合わせて 言い交せば 数多の想いが 溢れ色めき 五色を輝かせる 飽きる事もなし新たしさ ぬばたまの夜更けても 清き 笑みと ふたり たたえ 浮き橋にて語らう いつしか 空 白みはじめ 知らぬうちに 朝日が差し出る 尽きぬ 言葉 醒めぬ ほてり 返り着いた 示す在り処 今宵いのちふたつ重ね合わせて 歩み出そう ゆるりと自然な 息吹のもとに 悠久の時刻む 共にうてなより見晴るかす ひさかたの天つ風 惑う 痛み 鎮め 映し 月と凪は語らう