退屈に過ぎゆく 終わらない夢 冷たく温かい 静寂な場所 さざ波のように 砂をさらって 手のひらの上で溶かしては からの 海(ソラ)を 眺めていた カタチもなくて 痛みもなくて ひと掬いの 蜜を垂らした いつか届くように いつか解るように 小さな目印をつけて まだ知らぬ 景色の中で 蹲って 怯えていても どうか 甘く 踊りましょう 愚かな心だと ひとり嗤って 抗わずに堕ちた 片羽の蜂 ただ失っては この身に還る 繰り返すだけの快楽が からの 瓶を 満たしていた 何も言えずに 声も出なくて 揺りかごから 愛を垂らした いつか届くように いつか解るように 小さな目印をつけて まだ知らぬ 景色の中で 蹲って 怯えていても きっと 想い 捧げるから 貴方へ… なんて、遠く こんなに、近いと 心から 呟いて 泣いた カタチもなくて 痛みもなくて ひと掬いの 蜜を垂らした いつか届くように いつか解るように 小さな目印をつけて まだ知らぬ 景色の中で 蹲って 怯えていても どうか 甘く 踊りましょう この世界で…