妖美の冥に選ぱれて 隱者の舟で愛した人を送る 幽玄なる架空の森林 咎で滑る月は邪で聚む 呪いを蒔き畏怖を司る 今宵もま贄を求める獸 娘は壇上に捧ぐ狂気を断獄する赤 異にする爲に霧雨 銀の鉤爪で終止へ 穢も祓うのは霧雨 そしてその時を迎え 刻まれた腕の傷は戻れぬ証 それでも彼のにとを