跫音のとまる背に 面影ばかり 重さに下り 窓明かり 欠ける はじめより穏やかで 手合わせ 友ささめく 最後まで残るほうが 影厭う 目つむれば やにわに 残る 斜になる 沢山の部屋が在るが 遠く佇む 結びの目 駆け足で 解けていく 思い思い 頽れた瑞恵の跡 小止みなく増える 跫音のとまる瀬で 友が手を振る 笑顔で