628-LIPHLICH 词:久我新悟 曲:久我新悟 錆びつく抜け殻が 転がり足場を埋めてる 焼きつく思い出が 滲んで見えなくなってる 瓦礫の隙間から 射し込む光が筆となり 闇しかない土に ようやく影を描いて 汚い水に泥化粧の横顔 終わりの鐘が鳴り響くのだろう 「もういいんだよ」と 冷たくそよぐ風に 頬を撫でられて それでもこの槍に残る炎を 吹き消せやしないけれど 「もういいんだよ」と 寂しく注ぐ雨が傷をごまかして おやすみの前想うことは 目の前の星のこと 破れた鎌と鎚 夕陽に赤く染まってく 悪魔の行列が 西へと嘆き進んでく 始まりという 名を持つ全ての子は 積みあげられて 真っ黒な灰に帰すだろう 「もういいんだよ」と 冷たくそよぐ風が まぶたを閉じてく いつしかこの槍に残る炎が 燃え尽きること夢見て 「もういいんだよ」と 寂しく注ぐ雨が全て流してく おやすみの前想うことは 目の前の星のこと