作曲 : ニゴロウ 作词 : はな 編曲 : ニゴロウ 月明かり照らす足元には 落ちた桜が ああ 縋り付いて 離れて行くのを惜しむように つま先を撫でた 暖かな風が 優しさだけ運んでくれたら 花びら 散る空 見え方はまた違ったかもしれない 震える声は春風に飛ばされてく 想いも全部掻き消すように 吹雪の先に見えた君の背中には 手を伸ばしても もう届かない さようなら 言えないまま また次の季節がくる 薄桃色した道を歩く いつもより少し 明るい道 週末の雨が また景色を 灰色に戻す 過去に囚われた 心だけ 咲く花育てて 花びら ちぎって 数えてみても いつも同じ答えで はらはら雨が 想い出滲ませてく 掬い上げても流れ落ちて 手のひら残る香りを握りしめて 泣く聲さえ もう届かない 何もかも置いてゆけば 幸せ と言えるのかな ねえ 傷つけないで 優しさに満ちた 笑顔だけを想い出にしないで もう取り残されて 縛られたままで 私だけ 夜桜に迷うまま 暖かい南風と雪の中 息もできないでいた 震える声は春風に飛ばされてく 想いも全部掻き消すように 吹雪の先に見えた君の背中には 手を伸ばしても もう届かない 雨に流され元通りの街並みは 知らぬ顔して ねえ 過ぎてゆく 少しずつ消える華やかさ 景色さえも 私をそこから 突き放す 想い出は 置いてゆくの また次の季節がくる