さあさあ 赤か白か好きな方をお選びおくんなんし 両方 それは望むところさ わっち 哀れみの言葉や同情なんて大嫌いだ あんさん茶番は辞めにして 本性曝け出しちゃいないよ 空と水面の双子の月が 今宵は特に別嬪だ さあ始めよう 淫らに咲かせておくれ 赤と白の曼珠沙華 天国へ連れてってあげる 密かに絡めた小指 わっちまだ迷っているの 夢などもう見ないと決めたのに 首筋に刻み合った 永遠の誓いの痕 その時がやって来ても 絆は解けはしない 空と水面の双子の月は 親の名前も知りやせん 泣かないで 凛と咲いていておくれ ルビー色の曼珠沙華 涙は似合わないよ笑って 籠の外彼と二人 どうか君は幸せに 後のことは僕に任せてよ 最後の夜今日だけは 二人きりで 強く抱いてもっともっと 可憐に咲かせておくれ 真珠色の曼珠沙華 その香りが消えないように 例え遠く離れても 心はいつも一緒さ 君は僕で僕は君なんだ ずっとずっと愛してる これでここは僕だけのものだ