形のない街を目指して 遠くの空が明るく見えた そして僕らは歩き始めた 泥濘に足をとられながら 形のない街を目指して 心の中のポケットには 覚えたての大人がいっぱい 制服を脱いだ僕らには 風は少し冷た過ぎた 「いったい僕は誰だろう…」 時々そんなことを想う 校舎の外の世界では 誰もがまるで チェスのコマさ 君のために僕がいて 僕のために君が… そう思えば誰もが 誰かのために必要さ 幼い頃に信じていたもの 決して僕らは疑わなかった 心の中に生き続けるものは いつか形になるはずさ 「なぜ僕は産まれてきたの…」 時々そんなことを想う 僕が座ったこの椅子は 回り続けるメリーゴーランド Woo‐ずっと探していた Woo‐たどり着く場所とは Woo‐君かもしれない Woo‐そうおもうことで もう心を疑わずにすむはずだから 君のそばに僕がいて 僕のそばに君が そう誰もが大切な 誰かのために 君のために僕がいて 僕のために君が… そう思えば誰もが 誰かのために必要さ