「この町の不思議探しませんか?」 窓際で寂しげな少女に声をかけた きっかけは気紛れ遊び心 だけどもう君なしの世界には戻れない 始めの言葉はいつも同じ 「ねぇ、今夜はどこまで行こう?」 星さえ掴むこの瞳で 閉じられた世界の秘密を暴いて さあ二人で夢を視よう 静かに物語が動き出す 今日もまた待ち合わせぎりぎりだ 君はまた怒るかな?うまく言い訳しなきゃ いつからかそれが当たり前だった 終わることなんてまだ考えてさえいなくて 二人で扉を開くために 流れ星に祈ったんだ 星さえ掴むこの瞳で 世界に隠された扉を開けば 君は夢の向こう側 いつしか僕は一人きりだった 気づいた時もう遅すぎたんだ ただそこに立ち尽くすしかなくて 今日も昨日もこの先を探して がむしゃらに駆け巡る それだけしか出来なくて そして僕は再び出会う かつて追い求めた不思議な世界と さぁ扉の向こうまで 今度は二度と戻れないけど 僕だけのこの瞳で 二人を引き裂いた世界を繋いで この夢の続きを視よう 今でも物語は続いている 無限に続く夜を越えて メッセージ届くまで繰り返し 今日も昨日もそして明日さえも 星空に願うならいつかまた 会えるかな