夢籠 閉じ込めた 夢の中 君に伝えることもできずに ずっと ねえ ずっと ただ 溢れてゆくだけ いつまでも いつまでも 目覚めないまま いられたなら この想いもまだ 唄ってゆけるのに 仮初めの夢と 泡沫の君 辿れないように 綴じよう 映す鏡の中 瑠璃色の景色 刻む季節へ 宵の空 夜へと沈む身体 葉わぬ 現を捨て 君のもとへ 閉じ込めた 夢の中 君に伝えることもできずに ずっと ねえ ずっと ただ 溢れてゆくだけ いつまでも いつまでも 目覚めないまま いられたなら この想いもまだ 唄ってゆけるのに 触れられず閉じた 幾多の想いは 籠の中で 眠る 君を映すこの瞳も やがて霞むでしょう まだ時間(とき)を刻んで 明ける空に 滲む想いを捨てて ひび割れそうな心 濡らしながら 閉じ込めた 夢の中 君に触れることもできずに ずっと ねえ ずっと ただ 枯れてゆくだけ いつまでも いつまでも 目覚めないまま いられたなら この想いもまだ 唄ってゆけるのに 曇り硝子 籠の中 透きとおる肌 触れられずに ずっと ねえ ずっと ただ 渇れてゆくだけ 君だけに いつまでも 目覚めないまま いられたなら この想いをまだ 唄ってゆけるね