乗り慣れた路線の 狭い窓から すこしだけ 青空見えた 悩んでも焦っても お腹は減るし まぁいいか笑ったら イヤホンとって 喧噪のなかで思い出してた 期待してる と君の声 いつか届くなら 掴みたいと思っていた 果てない夢 やわらかい腕 その他諸々が いまも僕を生かしている あたたかなひとつ 咋日と明日その地平線 青いほう向かって歩く 哀しみに塗れて 遠ざかる色 雨雲を目がけて 空き缶蹴った そんな日はひどく苦く感じる 期待してて と僕の声 日々が続くなら 手に入ると思っていた 眩しい星 やさしげな月 未だ遠いまま 僕を照らす息をしてる ささやかなふたつ 迷わず飛んでゆく宇宙船 坂道駆け上がる遥か いつか届くなら離さないと思ったんだ もっと先へ 長いトンネル抜けて 超えて いまも僕を生かしている 暖かな記憶 昨日と明日その地平線 青いほう向かって歩く きっと 光はすぐそこ