君がゆく道 何処へ之続いている? 何色の太陽? 何色の空模様? 君は見つめる 儚さに悲しみ 思いを宿した目 透き通る青い目で 「もういらないよ」そんな言葉だけを 殘したその口は ただ呼吸を止めた 小さなその手 深い眠りの果て 求めてゆくんだろう 君は無邪気な表情(カオ)で その手に握りしめた花 フワリ風に揺られる花 無數の記憶ちりばめた星を 闇へ之還す花 下弦の月を慕う花 ゆらり 影を見つめる花 君が自ら望んだ世界の 扉を開く花 時が奏でる無色の音だけが 響き渡る世界 心を舍てればいい? 根を伸ばす想いはいつでも 枯れる事を知らず ただ苦しみを招く 君の言葉が 音にしたその聲 震えていたんだろう 怯えていたんだろう その手に握りしめた花 ヒラリ 宙(ソラ)に舞い上がる花 無限を散りばめた瞬間(トキ)の意味を 嘆く赤紫(セキシ)の花 夜明けを願う夢の花 君の元咲き誇る花 踏み出したその歩みの行方を 見守っている花 「振り返らないからね」 消えてしまう前に浮かべたその微笑は 何を見つめていたんだろう? その手に握りしめた花 フワリ風に揺られる花 無數の記憶ちりばめた星を 闇へ之還す花 下弦の月を慕う花 ゆらり 影を見つめる花 君が自ら望んだ世界の 扉を開く花 君の側に在る花