深い夜の雨の道 ひとり影を踏む人よ 流る星の行方には 古き友の夢重ね 懐かしくもあるけれど 想い馳せる暇もなく ふわり ふわり 儚く揺れる 木の葉なぜる軌跡を 星が 月が 紅く照らして 君をおぼろに浮かべる 時計の針はもう二度と戻らない 振り返ったって引き返せない でもまだずっと 今でもずっと あの日の言葉忘れないよ 踏み出す足音 加速して行く 記憶を置き去りにしないように 抱きしめ合って 噛み締め合って 照らした夜明けの光を追いかけて 遠い日々を呼ぶ声に 朝は満ちて 消えてゆく ひらり ひらり 閃く雨の 音が手繰る軌跡を 風が 風が 白く包んで 君をおぼろに浮かべる ふわり ふわり 儚く揺れる 木の葉なぜる軌跡を ひとつ ふたつ 時が刻んで 僕はひとり歩き出す