夜に響く鐘 貴方を悼む月 黒い棺 寄り添うベール 涙を一粒 捧げた恋の歌 白い花束をあげましょう 優しい微笑みを くれたあの日の瞳 私だけを愛していると 伝えたかったのでしょう 花咲く日も 雨濡れる日も いつでも貴方を見ていた 胸の棘は深くへ刺さり この痛みこそが全て 闇に響く声 私を裂くナイフ 黒い棺 滴る紅 星を描き出す 捧げよ生贄を 蘇れ魔宿る屍(もの)よ 何時の世にも ほら お姫様はいる 選ばれる筈も無いほど醜い私のことを 小さな花 そう呼んでくれた 真実の愛と囁いた たとえそれが白昼夢でも 私は構わないのです 風に揺れる森 禁じられた呪文 崩れかけた貴方の痕 どんな姿でも私には解るの 抱きしめて口づけて欲しい 一夜限り 明日には消える 愚かな夢でもいいわ 夜に響く鐘 貴方を悼む月 黒い棺 寄り添うベール 命を一粒 捧げた恋の歌 燃え尽きたい 孕む熱 闇に響く声 私を裂く貴方 黒い棺 滴る紅 星よ描き出せ 対なる生贄を 一瞬を永遠にして 终わり