[00:02.04]「みんな」 ハナヤマタ ドラマCD [00:05.08]「なる」 なる編 [00:10.81]「なる」 はぁ…あ、もうこんな時間…そろそろ練習終りにしようか [00:17.66]「ハナ」 デスね~ [00:19.40]「なる」 はあ…よさこいって難しね~なかなかうまく踊れないよ~ [00:28.52]「ヤヤ」 気をつけるとこをメモしておけば? [00:30.61]「ヤヤ」 わたし、楽譜に色々注意するとこ書いたりしてるよ? [00:33.79]「ハナ」 さすがヤヤさんデス! [00:35.75]「なる」 そうか~えぇ、するはいいかも、メモメモ… [00:42.80]「ハナ」 ん?なる、何か落ちましたよ? [00:46.01]「なる」 え? [00:47.61]「ハナ」 えっと…《妖精ハナとヤヤの女王》…何デスかこれ? [00:54.18]「なる」 (悲鳴)いやあぁぁぁぁ―――!読まないでぇぇ!!! [00:56.56]「ハナ」 おっと~ [00:57.59]「ヤヤ」 また何かお話作ってるの? [00:59.63]「なる」 え?…え… [01:01.67]「ハナ」 お~クリエイティブで素敵じゃないデスか?どんなお話デスか? [01:07.00]「ヤヤ」 こいつが妖精で、私が女王っていうはなしだよね、タイトル的に [01:12.71]「なる」 は、うん! [01:13.85]「ハナ」 素晴らしい設定デス! [01:16.39]「なる」 本当…? [01:17.81]「ハナ」 読んでもいいデスか? [01:19.42]「なる」 あ、ちょっとだけなら… [01:22.02]「ハナ」 では! [01:24.00]「ハナ」 「あるところに、おどりのじょうずなげんきなようせいさんがいました。 “ [01:28.88]ようせいさんのなまえはハナ。そして、このせかいは、 [01:34.26]ヤヤといううつくしいじょおうさまがしはいしていました。」 [01:38.81]「ヤヤ」 美しいはともかく、支配ってなに? [01:41.60]「なる」 ヤヤちゃん、これはお話だから… [01:44.40]「ハナ」 「ヤヤじょおうは、このよをおんがくでしはいしていたのです」 “ [01:48.96]「ハナ」 おぉぉ!音楽で支配! [01:51.69]「ヤヤ」 なにそれ? [01:52.94]「なる」 あのね、気に食わない人がいると、きいきいした音を聴かせるの [01:58.01]「ヤヤ」 あぁ、黒板を引っ搔いたような? [02:00.84]「ハナ」 おう、拷問ぽいデス [02:03.34]「なる」 だ、だからね、この世界は、女王様の思い通りなの! [02:07.70]「ヤヤ」 思い切り悪役じゃない、私! [02:09.66]ヤヤちゃん、これはお話だからね! [02:13.36]「ハナ」 「ある日、妖精ハナは間違って女王様の薔薇院に入り込んでしまいました。 [02:19.79]そして、薔薇の花を弄り、折ってしまったのです」 [02:25.04]「なる」 そう!女王様が凄く大切にしている薔薇なの! [02:29.46]「ハナ」 「ヤヤ女王は怒り、妖精ハナを薔薇の鞭で打ちました」 [02:35.21]…て、薔薇の鞭?トゲトゲして、凄く痛そうデス! [02:39.96]「ヤヤ」 酷いじゃん、この女王!っていうか、わたし? [02:43.16]「なる」 ヤヤちゃん、お話だってば! [02:46.86]「ハナ」 その時、妖精ハナは、ヤヤ女王の心に、棘が刺さっていることに気づきました [02:54.69]「なる」 女王様はね、昔はすごく優しかったの、でも、その棘のせいで… [03:02.09]「ハナ」 刺々しい人になったのデスね!ヤヤさんみたいに~ —— [03:06.13]「ヤヤ」 ちょっと、何それ! [03:08.20]「ハナ」 ヤヤさん、落ち着いてください… [03:11.01]「ハナ」 続きを読みます [03:13.11]「ハナ」 「妖精ハナは、ヤヤ女王の心の棘を取ってあげたいと思いました。 [03:19.56]でも、どうやって取れるのか、分かりません。 [03:23.93]妖精ハナは、一生懸命考えました。 [03:28.29]そして、女王様を笑らわせれことができたら、 [03:32.69]心の棘が出てくるのではないかと思い付いたのです。」 [03:36.74]「ヤヤ」 笑わせる? [03:37.88]「なる」 そう! [03:39.38]「ハナ」 「妖精ハナは、ヤヤ女王の前でおかしなダンスを躍って見せました。 [03:45.79]それは…「よさこい」というダンスでした」…? [03:50.46]「ハナ」 なる!よさこいはおかしなダンスではありません! [03:54.15]「なる」 それは…そうなんだけと… [03:56.38]「ハナ」 もっと違うことをして笑わせましょう! [03:58.87]「ヤヤ」 まぁ、あんたは存在自体がおかしいから、わざわざ何かする必要ないかもね。 [04:03.76]「ハナ」 え、ヤヤさん、酷いデス! [04:06.11]「ヤヤ」 だってそうでしょう? [04:07.36]「ヤヤ」 行動がハチャメチャで、妙に日本に詳しいし、よく食べるし。 [04:11.23]「ハナ」 うぅ…全部当たってます。 [04:13.95]「ヤヤ」 えへへ、でしょう! [04:15.91]「なる」 はぁ、いま…ハナちゃんが、ヤヤちゃんの心の棘を抜いた~ [04:22.11]「ヤヤ」 え? [04:23.35]「ハナ」 あぁ、確かにそうデス!笑ったら、刺々した心って、消えちゃうデスね、なる! [04:30.43]「ハナ」 なるの書いたお話は、真実なんデスね! [04:33.39]「なる」 そ、そうかな…? [04:35.91]「ハナ」 すごいデス、なる! [04:37.89]「なる」 え…そ、そう? [04:40.91]「ハナ」 わたし、なるの書いたお話、もっと読みたいデス! [04:45.37]「なる」 じや、また頑張って、何か書いてみよう…かな! [04:50.67]「ヤヤ」 今度はわたしを主役にしてよね、こいつじゃなくって [04:54.72]「なる」 ヤヤちゃんが主役の物語… [04:58.05]「ハナ」 どんなお話デスかね? [05:00.67]「なる」 はぁ、じゃ、ヤヤちゃんとわたしのお話書こうかな [05:04.79]「ヤヤ」 えぇ?それ、どんなの? [05:07.39]「なる」 一日だけ、ヤヤちゃんとわたしが入れ替わるの! [05:11.23]「ヤヤ」 おぉ!それ、面白そうデス! [05:14.16]「なる」 そうしたら素敵だろうな~ [05:16.66]「なる」 綺麗で、勉強もできで、みんなから憧れられちゃう~ [05:22.64]「ヤヤ」 そんないいもんじゃないわよ…! [05:25.72]「ハナ」 ヤヤさんは一日だけ、なるになったらどうします? [05:29.43]「ヤヤ」 え、わたし?わたしがなるになったら… [05:33.30]「ヤヤ」 わたしにずっとくっついて、一緒にお茶して、 [05:37.27]「ヤヤ」晩御飯も食べて、お泊まりして [05:40.43]「ハナ」 ヤヤさん、本当になるが大好きデスね~ [05:43.78]「ヤヤ」 う、煩いわね! [05:45.52]「なる」 みんなが出てくるお話も面白いかな~ [05:48.66]「ハナ」 はぁ!こういうのどうデス? [05:50.65]「ハナ」 わたしが過去の世界へ行って、ややさんとなると、幼馴染になるんデス! [05:55.99]「ヤヤ」 何それ? [05:57.02]「ハナ」 憧れデス!幼馴染! [06:00.08]「なる」 そのお話も楽しそうだね!子供のハナちゃんと、一緒に遊ぶんだよね! [06:05.57]「ヤヤ」 いやっ、こいつはきっと、子供の頃も今と同じだと思う [06:09.86]「ハナ」 はぁ~こうやってお話考えるの、楽しいデスね! [06:14.87]なるの気持ちが、わたし、ちょっと分かりました! [06:18.50]「なる」 本当?えへへ!やっぱり、物語の世界って、素敵、だよ!