「みんな」 ハナヤマタ ドラマCD 「マチ」 マチ編 「タミ」 今年の文化祭も盛り上がってるね、マチちゃん! 「マチ」 去年より、来場者数は多そうだわ 「タミ」 これも、生徒会長が優秀だから、だよね~ 「マチ」 そんなことはないわ。みんなが頑張ってくれだからよ。 「タミ」 ってね、マチちゃん、なるちゃんたちのクラス、お化け屋敷をやってるんだって…! 「マチ」 みたいね。 「タミ」 いってみようよ! 「マチ」 ふっ。タミも物好きね~ 「タミ」 だって、ハナちゃんやヤヤちゃんもいるし、ね~? 「なる」 はぁ、タミおねちゃん、マチさん! 「タミ」 あ、いまはなるちゃんが受付当番? 「タミ」 どう、お化け屋敷? 「なる」 うん!大盛況~! 「マチ」 それはよかったわね。 「なる」 あっ、よかったら入ってって? 「タミ」 うわぁぁ…中、結構暗いね~ 「マチ」 暗幕の申請が出てだから。 「タミ」 マチちゃん、手を繋ごう? 「マチ」 はい、はい。 「誰が」うわぁぁぁぁぁ! 「タミ」 わぁ~何か悲鳴が聞こえる~ 「マチ」 当然ね。ここはお化け屋敷なんだから。 「タミ」 あっ、今何かにぶつかった? 「マチ」 おぁ…ゴミ袋に紙くずを入れて、置いてあるみたい 「マチ」 安上りにできるからいいわよね 「タミ」 あっ、っね、ね。いま、なにかべったでした~ 「マチ」 上から蒟蒻が吊るしてあるのね 「タミ」 冷たい!っんなにこれ? 「マチ」 凍らしたペットボトルも吊り下げてあるみたい。 「タミ」 あはは~足元が、何だかふわふわする!歩き難い~ 「マチ」 床に布団を敷いてあるのよ! 「マチ」 その上に、ビニールシートがかけてあるみたいね。 「タミ」 凄い~さすがマチちゃん、冷静だね~ 「マチ」 恐怖って、その恐怖をもたらすが何なのかがわかると、怖くなくなるのよ。 「タミ」 たしかに、これが蒟蒻だとか、ペットボトルだとわかると、「なんだ~」って思うもんね~ 「お化けさん」恨めしや~デス! 「タミ」 うおおっ! 「マチ」 この声はハナちゃんね。 「ハナ」 えっ?どうしてわかったんデスか? 「マチ」 その喋り方よ。 「ハナ」 ぶっぶう~驚いてくれないと、つまらないデス! 「マチ」 悪いけど、私を怖がらせるのは、難易度高いはよ? 「ハナ」 うっ!なんか、負けた感じデス! 「なる」 ご来場、ありがとうございました~どうでした? 「タミ」 おもしろかったよ~ 「マチ」 思ったより、よくできてたはね。 「なる」 私、これから休憩なんだ!タミおねちゃん、マチさん、なにか食べに行きませんか? 「タミ」 じゃ、調理部がやっているクレープ屋さんに行こう? 「タミ」 チョコナナアイスカスタードソースクレープが、美味しらしいの~ 「マチ」 えぇっ? 「なる」 はやぁぁぁ~美味しいそうぅぅぁ! 「なる」 チョコに、バナナに、アイスに、カスタードソースが入ってるの~! 「マチ」 うぅっ… 「タミ」 売り切れる前に急がないと…! 「マチ」 私はいいわ… 「なる」 えっ? 「タミ」 あっ、そうっか…マチちゃん、甘いもの苦手なんだもんね 「マチ」 凄く怖いは、そのクレープ…