[02:22.46 流れゆく時の中にさへ 心憂きものくるくるまはりて 此方より離れける 心も見ゆることなし 知らぬわ おのづから動くをよしとせず 時の透き間へ流るる さりとて 知ることもなきまま 風のやう うつろひて [03:14.23 夢見るや 浅き夢見じ はらはら消ゆる 言葉 言の葉 あはれがれども 困ずるならば いたづらにただ 眺め続けむ 心まよはす 言の葉にさへ まどふことなく ただ上の空 思ひわずらふ ことなどをかし [03:40.31 [03:42.50 斯かる我が身に  当来ありや 斯かる世界に  [03:49.09 暁ばかり  憂きものはなし 我が身の内に  汐の満ち引き 歩むことさへ  いと弛むなり 人の顔など  空知らずして 斯かる我が身も  [04:06.56 [04:08.19 [04:10.31 流れゆく 時の中にさへ 心憂きもの くるくるまはりて 此方より 離れける心も 見ゆることなし 知らぬわ おのづから 動くをよしとせず 時の透き間へ 流るるさりとて 知ることもなきまま 風のやう うつろひて [04:12.51 [04:15.17 [04:18.67 [04:22.14 [04:25.57 [04:29.12 [04:32.56 闇の錦に 値はありや [03:57.85 我が身のことは 更にも言わず されどうち出だ さば オレオレシ 今のうつつに  斯かる我が身も 若しおのづかば  動かば総て 壊さむ総て 総て壊さむ 心の色は うつりにけりな 射干玉の夜 黒より白へ そなたの心 此方の心 総て知らざる ことばかりゆゑ 重たき夢の 縁ちより覚めて 壊さば壊せ 総て黒になれ