[00:23.490]解けかけの魔法 冷たいスープと [00:28.490]テレビの中を覗くようなこと [00:34.490]隙間風とフォーク 裏返るカーテン [00:41.490]字幕のない、僕たちは [00:44.490]玩具の兵隊 銃を構えては降ろす [00:52.490]『君なんて嫌いだった』なんて言ったの [00:57.490]ナイフを突き立てた 苦しいのにさ [01:04.490]誰もそれを抜きはしない [01:09.490]『ねぇ、ライリー。ライリー。あなたと私はね、 [01:15.490]助け合って、解り合った。忘れ合うべきなのに。 [01:21.490]ねぇ、嘘でも幻でもなかったよ。 [01:26.490]傷跡はまだ、消えそうにないから。』 [01:31.490]また、夜を跨いで [01:33.490]逃げる間、君は迷っては黙って [01:40.490]ラジオはただ空白を許して [01:46.490]ひとりが二人いるだけ、それだけだよ [01:52.490]造られた色の空の下、私は此処で泣けるから [02:02.490]『行って』 [02:03.490]『ねぇ、ライリー。ライリー。私はいつまでも、 [02:09.490]強くなくて、笑えなくて、ただ純正な人で。 [02:15.490]あぁ、ガラスなんかのように透き通る [02:20.490]心なんてさ、持っていなかったの。』 [02:25.490]『赤い血が通っていただけなの。』 [03:15.490]『ねぇ、ライリー。ライリー? [03:17.490]名前を呼んでいいかな? [03:21.490]君をずっと掴んだって忘れてしまうくせに。 [03:27.490]モノクロの部屋で笑い合った [03:32.490]続かない物語の主役でいませんか?』 [03:38.490]抱き寄せては額を合わせた [03:44.490]『ねぇ、ライリー。雨が止んだよ。』 [03:49.490]