巡り会えた悲しみに 積もる時の端(は) こぼれ落ちる雫さえ ココロうらはら 目をそらす 鏡越し 扉を閉ざす 繰り返し 言い聞かす 鈍色の鍵 いつか来る夜に すれ違う 見つめ返すほど 遠ざかる 宵闇 二人を照らす月 淡く輝いて 巡り会えた悲しみに 積もる時の端 こぼれ落ちる雫さえ ココロうらはら 揺らぐ夜の隙間から 紡(つむ)ぐ言の葉 風も波も渉りゆく 夢の行く先 眼差しさえ もどらない 巡る時の端 伝えずただ振り返る 背中 十六夜セツナ 巡り会える軌跡さえ 欠ける時の端 こぼれ落ちたココロさえ 今は静かに 満ちて欠ける思いなら 鍵を沈めて 忘れ眠る泡沫は 波の間に間に