陛下エリザベス女王が 悲劇を起こしましたとさ 高い時計台の下には ただの女の子が一人 陛下エリザベス女王が 悲劇を起こしましたとさ 町は大騒ぎ たった一人の死 名も無い鳥たちは南の空へ 羽根散らして飛ぶ ほらハッピーハッピーハッピーって 誰がはぐれたところでわからない 大体の思いは 泡のように消えてしまう 一人で思っても形には 成らないでしょう 愛してくれる人を 探したりしないから 私の毎夜の涙の証明につきあって 名も無い鳥たちは 呼び合う各々の声を頼りに ハッピーハッピーハーッピィって 名前の無い歌が聴こえる 知らないこんな歌は 聴こえない霧の空 一人で歌っても夢中夢 存在しているの なんであたしには心があるのかな 居ないいない 要らないいたい ここにいたでしょう 陛下今朝方の大きな音を 聞かれましたか 高い時計台の上にある 鐘の音が響いたのです 陛下そこで死んだ小さな鳥が 見つかりましたとさ 鼓動はおなじ でもそれはまた別のお話