過ぎ去った町並みに 想い出を偲(しの)ばせて 通る風は陽炎(かげろう)に消えてゆく 空白の 0(ゼロ)を謳う 淡く脆(もろ)い喜びも 狭間(はざま)へと散る 行き先を無(をな)くしたmonologue(モノローグ 語ることのない 大きく澄んだ蒼さに 気付く明日(あした)は何処(どこ)にあるの 見失った imbalance(インバランス)に揺れて 軋む船はどこまでも落ちてゆく 繋(つな)いだ手に残した 記憶の欠片(かけら)抱いて 深い深い寂しさが 押し寄せてくる 遠く離れていても 温もりを覚えている たとえばすべて失くしたとしても 私(わたし)の名前を呼び続けて たとえ届かなくても いつでも傍にいるから あなたを感じている 私(わたし)の名前を呼び続けて たとえ届かなくても 大きく澄んだ蒼さを 信じて祈るように 同じ空へ