夕暮れの空の匂いがした 近づくと無くなりそうで 恐わかったから そっと立ち止まり 信号が青に変わると 押し流される様に 僕は進む事しか出来なかった 逢えなくなって もう二回目の冬が来て 逢えなくなってからは 何しろやりきれなくて だけども僕はいつも 君がここに居るから なんとかこうして やってゆける気がしてんだ 町外れのガソリンスタンドの前で 遠ざかる風の行方を気にしてた夜 不意に騒がしくて 目の前の排気ガスの中 手探りだけど前に歩いてるよ これで良かったんだよね 冬の風は冷たく 足をすくうけれど 光なんてましてや 見えない道だけれど 二人分それでも 少しも重くないさ いつでも逢える 遠い所へいっちゃった君へ 逢えなくなってもう 二回目の冬が来て 逢えなくなってからは 何しろやりきれなくて だけども僕はいつも 君がここに居るから なんとかこうして やってゆける気がしてんだ