作曲 : 日向そら 作词 : 日向そら 記憶の街 彷徨うたびに 帰る場所を忘れてしまう 途切れた道 雨の匂いが まだ 拭えない恋にしがみついて 遠ざかる時間の中で 夕暮れはまた傷を焼き付けてく 泣いたって あの日の声が聴こえるはずもないのに あなたが溢れそうで 心に溢れそうで 滲んだ記憶の背中に 今 伝えたくて 「さようなら」はやけに静かで 赤く凪いだ恋を砕くように 色褪せず綺麗なままの 硝子のような想い出の破片は なぞるたび 傷つくけれど それさえ愛しいほど あなたを好きになって 私を好きになって 見つけた 一つの答えを ただ 守れなくて あなたを忘れたって どんなに忘れたって あの日の 夕凪の赤に また 溶かされてしまう あなたを好きになって 誰より好きになって 滲んだ 記憶の街から まだ 動けなくて