海を渡る风が ざわり抚(な)でる草原(くさはら) 白く砕(くだ)けた珊瑚(さんご) ばら撒(ま)いた小道(こみち) 海へ落ちてく 石垣(いしがき)の隙间(すきま) 红く咲いた花 扬羽(あげは)呼ぶ 风に耳をあずけ  「またこの碧が见たい」と ささやいてた 声 かすかエコォ 痛いくらい 灼けた肌(はだ) 寄せ合ってた バスケットの中 ああ  つぶやいて ささやいて さんざめく 波のよに うつむいて 振り向いて 见下(みお)ろしてた 积乱云 ひそやかに 舟浮かべ 风を待つ 凪の间に うなずいて くちづけて 黙り込んだ 积乱云 十六夜(いざよい)の月が 白く照らす浜(はま) 并(なら)ぶ影 砂(すな)をなぞる指を 「まだ描(か)き终(お)えてないのに」 波が洗(あら)う 爱の言叶 热いくらい 焼けた砂(すな) 寄せ集めた 幼い梦の城 ああ すりむいて 泣きだして 抱き上げた 子供の眼 手を止めて 窓の外 思い描いた 积乱云 うち寄せる さざなみを 冴(さ)え冴(ざ)えと 照らす夜に 潮薫(しおかお)り 振り返る 君がいた日 积乱云 ああ つぶやいて ささやいて さんざめく 波のよに うつむいて  振り向いて 吹き上がる 积乱云