傷ついた羽広げ 羽ばたきを繰り返す 澱む世界を 掻き混ぜるように 一筋の光さえ照らさない最果てで 私は今も 貴方を思い歌う 漂う幸せの欠片集めて 記憶の中の貴方描き出すの どうして? 胸の奥を風が抜ける 崩れ落ちた 理想の愛 貴方には届かない 永遠を感じて 遠い過去を思い出す そんな虚しささえ 冷たい頬包み込んだ 何も芽吹かない 悲しみの淵にひとり ここで焦がれたまま 歌の花手向け眠る 冷たい薄氷に閉ざされた 心は温もりをいつか忘れて 儚いすんだ音を奏でるけど 足りないモノ 求め続け 歪んだ愛を紡ぐ 雲が空を埋めて 嵐を呼ぶ この声も 激しい雨の中 艷やかさ増すばかりで 何も変わらない 広い海底にひとり そっと知られぬまま 朽ちるまで想い眠る