季節外れの雨が今 街の色を青く染めるから 水溜りと真昼の月 覗きこんだ顔が二つ 「ほら晴れたよ」 無邪気に笑う君の この手を離したくないけど おわかれ 嗚呼僕と君とこの青色と 濁った水に反射する 形も今は一つだけ ほら今にも 泣き出しそうな顔が 強がり弱虫 くだらないプライドは 捨ててしまえたら 云えたかな 嗚呼 今更素直になれなくてさ 何度も僕ら 「無色」を重ねていたね 君が好きだったあの色も 嗚呼 ワガママな僕と いたいけな君の唄 誰も邪魔なんてさせないよ 季節がいくつか流れて 笑えたなら君と会おう