『サイ』 僕は それが 見えるように 白く吐いた息のキャンパスに 肌色重ねた 君に それを見てほしくて 赤と黄色 僕のパレットに 君色作った あれ?何かが雫れ落ちた その姿は分からないの 無くさないで 探さないで 僕が探して君に見せるから 「そうなんだ」って言ってやった 僕は君の言葉に沿って そんな感じで逃げてきたの 「なんなんだ」って言ってやった 僕は気付いてないフリした 「そんなんやだ」って君は笑ってたけど・・・ アタシ それが知りたくって 白く吐いた息は please tell me. なんでさ、逃げるの? キミは「描きたい絵がある」と でもそれには色が足りないと 筆を回していた あれ?何かが雫れ落ちた その涙の色はまさに ずっとずっと探していた 僕が恋した 君が見せた 君が見せたから 「相談が・・・」って言ってやった 愛の罠に誘いこむように 「なんなんだ」って思った君は 僕の袖をギュッと掴んだ ねえ君に見せたいもの そう君に恋した色 「そうなんだ」って泣き出した 君の涙筆でなぞって 僕の描いた君の絵に 足してみたんだ 「遭難だ」って 笑ったんだ 僕らが迷い込んだ このキャンバスは 色で満たされてた 白い吐息の世界 -End-