作曲:岩野道拓 作词:千藤朔実  「政宗様、外は吹雪いております」 「それがどうした?…いくぞ、小十郎」 「……御心のままに」 花より凛々しく雪が舞う 重ねた面影 いつかの踌躇 花より儚く雪が散る 重ねた幻 いつかの憂愁 空の眼窩に映る結末 失う怖さ 吐息に溶かす 断ち斬る強さ危うくて 失う恐れ 根雪のように 修羅になれ 心亡くせぬ 貴方が愛しい 天下をこの手に 夢も野望も 叶える、総て 勝鬨上げるその日まで 屍蹴散らし ひた走る 俺が 貴方が 選び取ったはこの道と 風に乱れて啼く雪花よ 双つ足跡隠しても どうか 消さないで 縁の刃は身を抉り 返す刀で 竜は生まれた 天へと昇るが宿命なら 夜の涯てまでも追い続けよう 修羅になる 鮮血染まる お前が愛しい 天下を貴方に 今際の際も 俺にくれるか? 吹き荒ぶ雪は白い闇 互いの姿 閉ざされて 貴方を 俺を 護り抜くのはこの道と 風に乱れて咲く雪花よ 淡い優しさだけじゃ きっと 届かない はくれ鳥が嘶く 誰かの返答木霊を探し 勝鬨上げるその日まで 屍蹴散らし ひた走る 俺と 貴方と 生き抜くこの道よ 風に乱れて啼く雪花よ 今は二人はくれても いつか誓い果たす日まで どうか 消えないで