[ti:] [ar:] [al:] [offset:0] [00:20.64]やかて嵐か来る [00:25.17] [00:27.92]巻き起こる風になぶられ [00:33.78] [00:38.00]ばらばらに 千切れ飛ぶ [00:42.80] [00:45.72]寄る辺なり 木の葉のように [00:52.22] [00:54.05]幼き日支えた 父の言葉 [00:59.01]「お前のうちに刻まれた名か [01:03.89]痛み なぐさめるだろう 皆はいつも共にある」 [01:12.74]今は俺か 父として 伝えよう [01:19.94] [01:21.24]この身が 泥に沈んでも [01:29.08] [01:31.79]汚しはしない [01:37.51] [01:38.70]畏れと共に語られる名を [01:48.38] [01:49.78]守り刀に [01:55.13] [01:57.29]風の中 顏上(かおあがて)ばて  [02:05.85] [02:07.22]歩いていけるように [02:13.21] [02:20.63]いずれ吹雪になり [02:25.21] [02:28.37]荒れ狂う雪に閉ざされ [02:33.76] [02:38.17]誰知らず ここえてく [02:42.54] [02:45.89]渡りそびれた鳥のように [02:51.81] [02:54.39]幼き日支えた 父の言葉 [02:59.28]「お前のうちに流れる赤か [03:03.84]孤独 溫(あたた)めるだろう 皆かいつも共にある」 [03:12.65]今は俺か 父として 伝えよう [03:20.12] [03:20.72]この身か凍りつこうとも  [03:29.38] [03:31.69]汚しはしない [03:37.55] [03:38.55]畏れと共に語られる名を [03:47.45] [03:49.55] 守り刀に [03:55.76] [03:57.20]雪の中 背を伸ばし  [04:06.37] [04:07.29]生きてゆけるように [04:13.76] [04:32.76]言葉と名と [04:34.86]殘(のこ)してゆけるのは 形のない物ばかり [04:41.64]だからこそ 誰も奪(うば)れない [04:46.19]どうか伝えてくれ 次へ [04:54.30]この身が 野辺に倒れても  [05:02.74] [05:04.75]汚しはしない [05:10.31] [05:11.91]畏れと共に語られる名を [05:21.25] [05:22.83] 守り刀に [05:28.53] [05:30.63]いつまでも 健やかに  [05:39.30] [05:40.73]生きてゆけるように [05:46.71]