月の照らす水面に輝く星は落ちて 映りこんだ横顔歪んだ黒い扉 巡り巡る世界で彷徨う虚ろな今 視えぬ 目的を求めて ここまで導かれた 夢、幻も。妖しの声も 微睡む森に霞み消えてゆく 脆い空の隙間へ落ち行く現の今 欠けた星の光は どこにもたどり着けず あなたの問も。私の答も 朧に溶けて全て歴史になる あなたのいない夢を見る 一人きり漂う雲の上 終わらぬ 幻想を切り裂いて 箒星夜空を駆け抜ける 二人過ごした日々も今は遠く霞んで 過去と未来を繋ぐ道を渡ることさえできず まだ醒めない あなたの過去 もう醒めない 二人の未来 儚き世界の夢を見る そこにある遥かな空の果て 終わらぬ 幻想を抜け出して 溢れ出す"秘密"を撃ち落す あなたと二人ここにいる 壊れゆく世界のユメを見る 東の果てのその果てで 手を繋ぐ夢から醒めるまで 巡り巡る命は幾度も時を巡り 辿り着いた"どこか"で花咲きそっと消えた…