誕生日に熱を出て 朝からずっと寝込んでた 会社に電話した後は 暇な時間が過ぎていく 窓を関けると紫陽花が 雫を受けて輝いていた 僕の誕生日は いつも雨降りで 憂鬱な時間を溶かしながら 雨空の街並をぼやり眺めていたら 見慣れた傘が 僕のうちへやってきた