あの空の 隙間からこぼれてきそうな一筋の希望 覆っている 分厚い雲を突き破って この手で壊して 真っ直ぐに 続いている道 いつも この夢に描いて 果てしなく眩しい光が 未来(あす)へ影伸ばす だけどそう現実は 曲がりくねっていて 目が覚めた スピードメーター振り切って 迷いなくあのカーブへ 向かう 走り出す 想い描き確かに見えた景色の先まで 外側に 引っ張られそうになっても 私を信じて向かって 形あるものはいつの日か 姿を変えて消え行く だけど今日も朝はやってくる 「ジリリ」音と共に 窓の外遮ろうと 隔てているカーテン そのセンター こじ開けんだ きっとそう私は 今日の陽を浴びる 常識と いう名前の世界が この世にあるとするならば 私から 見えるカタチが本当だから この手で創って 橙色(おれんじ)の 優しいランプが塞ぎこんだ横顔照らす 藍色に 染まった夜に その涙を幾重も浮かべて あの空の 隙間からこぼれてきそうな一筋の希望 覆っている 分厚い雲を突き破って この手で壊して