[00:15.13]かなしみが声を杀して [00:18.53]わたしを待ち构えている [00:22.20]躙り寄る気配の主を [00:25.70]知りながらも手に挂かって [00:29.20]余にも重く余にも硬く [00:36.32]余にも暗く余にも冷たい [00:43.88]かなしみが顔を隠して [00:47.35]わたしを抱き抱えている [00:51.10]伸し挂るその恐ろしさ [00:54.61]知りながら尽と捕まって [00:57.92]余にも低く余にも永く [01:05.11]余にも深く余にも大きい [01:13.55]静寂が啸く「騒いだ [01:18.17]所で出される答は同じ」と [01:27.99]教えてよ头のうちでは [01:32.64]言叶がなにより正しいと [01:38.14]かなしみよ横たわって [01:41.58]わたしを喰い尽さないで [01:45.24]関わり合って居ない知能と [01:48.74]肉体だけ持て余して [02:07.70]絶望が嗫く「逃した [02:12.30]鱼へ拘泥る姿势は尊い」と [02:22.08]教えてよ口に出した途端 [02:26.70]言叶は里切るものだと [02:33.46]唯独りにして放っといてさようなら [02:39.35]かなしみよ寝返り打って‥ [02:46.56]かなしみよ向うへ行って‥ [02:53.77]かなしみよ押し黙って [02:57.27]わたしを缚り付けないで [03:00.99]晴れ渡る空は远く [03:04.51]涂り溃されて行く