波まかせ ふいに 小舟からかう風 足跡は 消して 次の子らに旅を 濡れた目を あやす 木立が背を向いて 残り香に 記憶 らしくない慕情まで 引き換えにそれを無くしたのさ! さぁ皆 踊り酔いましょう 泣き虫の君を連れて 麗や黎明の帰路 迎え人へ さぁ皆 踊り酔いましょう くしゃくしゃと顔歪めて Marvelous! いっそ涙雨 ひと夜 明ければ 晴れ 鈍色 まるで 燃える水の宴 見ていたい未来 だけを見ていれない 案じた あの日の僕らを もどかしく思うけれど 歌は 檻解く鍵よ 沖へ集え さぁ皆 踊り酔いましょう 古来より変わりはせぬ 優美なれ 惜別の詩よ 暗い靄を祓え 求むほど離れ 溢れるだけ 確かに この身の不幸を 呪うこともあったけど Carmilla! 淋しい世界も 明日へ繫げ さぁ皆 踊り酔いましょう 泣き虫の君を連れて 流派は咲き乱れる赤 揺らす美獣の袖 嘲け謀る中で儚く