君は何処の 月を見ていた 2度目を知る同士よ 言葉を慎め 愛 離れども 涙はおよし 夜空を嫌う鳥を 親しむこの日の終焉 旅路の始まりと終わりの間で うたかた 枕を露に濡らす さしずめ得難きものというところか 僅かな渇きを潤すだけ 暴徒へ貸した心が痛んだ 焼けるように すべり落ちていく 溢れたその滴は 何だろう 戸惑の灯火 立ち昇る白毒 両方で乱舞する光の輪 おいでおいでと 手を招くとこない明日を 反動円 巡る報いの葬儀 風上より便りが千里を渡る 運命に抗いきれるのかと 枝先に結ばれたそれとは 種を撒き育ちを待つ凪 倒された尸は 誰だろう 荒ぶる知能が 嘲りの声を断つ もうよせ 傷を割き開くのは 夜毎迎える?喉を折るほどのメロディ 来世に非礼を詫びてもよいとして ー逆らうことなきやう アミダに廻れ小人やー 君は何処の月を見ていた なんと愚かしいか 瞼が気後れ 今 別れよう 涙はおよし 姿 変わるのみよ 着馴染む衣を捨て 惨劇の1幕から眺めよう 峠奥に いと希望が映える 譲らないの他に 何がある 焚き付けたのは 自らの意に思う 強行に堰止められても流れ 忠義 歪んだこの身とて意に介さずに おい道化 歌声は鳴くばかり