原曲:明治十七年の上海アリス 紅い月が妖しく照らす 黒い影が集う宴さ 愛の幻が行き交う 一夜限りの仮面を付けて ねえ まだ 君はまだ 躊躇っているのかい? 仮面の群れ 踊り出す 紅の仮面舞踏会 誰が誰か分からずに 恥じらいを捨てるのさ 淡い酒に火照らせた頬を指で味わい 君の心 乱したい 燃える輪舞曲で焦がしたい 眩しい夜が時間を溶かす 優しい罪を飲み干しながら 花は散るから美しい? 夢は終わるから美しい? ああ ただ 僕はただ 君を全て愛したい 仮面の群れ 絡み合う 紅の仮面舞踏会 誰の顔も隠されて 心が素直になる 杯のふち なぞるように その口唇に触れて 甘い吐息 揺れる影 熱い舞踏に酔いしれて 夜空に光る星屑を 君を心にただ散りばめて そう もっと 君ともっと 深い愛を語りたい 仮面の群れ 抜け出して 二人きり夜明けまで 枯れぬ花を咲かせたい 輝く銀の花束 浅い眠り 眼泥みを このまま抱き締めたい 君と過ごす束の間が 永遠よりも愛しくて