初めは...そう その姿を誰もが訝しがって 近づかずに恐る恐る 遠目で眺めてるだけさ 步みを止めて 目を凝らせたなら 幽かに視える形は 優しい罠 夜露に濡れ 妖しげに誘う あなたが紡いだ糸の儚さ 重ねて織り成すテリトリー あなたへと続く糸を辿って わたしはこの身 囚われる 本当は...そう 楽しい人で 誰もに愛されながら 彼方からの旅人まで 明るく迎える瞳さ 上から下へ 右へ左へと 張り巡らせた形は 眩しい罠 風に摇られ 美しく煌めく あなたが咲かせた糸の花びら 輝く朝陽が照らした あなたへと続く糸を頼って わたしは心 奪われる 甘く切ない病に この胸は疼き始めた わたしの夢の溺め手 縛り付ける愛の面影 あなたが繋いだ糸の軌跡が か細く描いたフイロソフイー あなたへと続く糸を手繰って わたしの心 満たされる